不読率

不読率とは、一か月に一冊も本を読まない生徒・児童の割合です。この調査は毎年全国の小中高で行わ

れているそうです。

本校の今年度の調査結果は、男子66%、女子62%でした。この数字は全国平均より高いものとなっ

ています。残念な結果でした。

生徒たちから次のような声が聞こえてきそうです。

「私たちはやるべきことがたくさんあるんです。授業はもちろんのこと宿題もたくさんあります。部活

 動もあります。スマホの時間もたくさん必要です。本を読まなくても、インタ-ネットから様々な情

 報を得ることが出来ます。これらを考えれば、読書の時間がなくなるのはもっともじゃないですか。

 どこかの国の大統領は全然本を読まないと言われていますよ。書類を読むのも嫌いだと言われていま

 す。しかし、大統領になっています。大勢の聴衆を前に演説だってします。」

これに対して、どのように説明(説得?)すれば生徒に読書をしてもらえるのでしょうか。私は説明す

る自信がありません。ただ言えることは、生徒に無理やり読書をさせるのではなく、どんな本でもある

本の一章でも、読んで良かった楽しかった、世界が広がった、という経験を一度してもらうことだと思

います。

本校はそんな環境づくりを一層強化していきたいです。