英語民間試験見送り

来年度から実施されることになっていた英語民間試験が実施見送りとなりました。

11月1日に突然見送りの発表があり驚きましたが、試験の場所がどこになるのかを始め、実施時期を

いつにするかなど、導入2年前にはすでに決定していなければならないことが実施半年前にも関わらず

決まっていない状態でした。このような状態では受験生はもとより指導をする学校としても、大きな不

安を抱えていたところでした。私は、実施見送りもやむを得ないことだと思います。

英語の「読む・聞く・書く・話す」の4技能を育成することの重要性は誰もが認めていることであり、

それを適切な試験問題で測ることの重要性も誰もが認めていることだと思います。ただ、入学試験とし

て実施するとなると、公平性や公正性を担保にしながら全国約50万人もの受験生をどのようにして受

験させるのかなど、解決しなければならない問題が数多くあります。

受験生としてもこれらの問題をきちんと解決した上で、英語の民間試験の導入を考えてほしていところ

だと思います。